【宝塚歌劇】雪組 幕末太陽傳 感想(ネタバレあり)
始まってしまいましたね雪組さん公演。
今回に限って言えば友の会が久々に稼働してくれてお友達になれたのでこれだから友の会は辞められないよね…と依存者みたいなこと言います。
ムラ公演でライブビューイングあるの初じゃないですかね。劇団側の本気見せてもらったのでファンも財布の紐緩々で頑張りたいと思います!
ムラパンフはこちら。
あらすじはこちら。
1957年に封切られた、鬼才・川島雄三監督の代表作である映画「幕末太陽傳」。「居残り佐平次」を中心に、「品川心中」、「三枚起請」、「お見立て」他の古典落語を組み合わせ、実在した品川の遊廓・相模屋を舞台に起こる様々な人間模様を軽妙なタッチで描いた、日本映画史に燦然と輝く名作です。 幕末の品川宿。一文無しのまま相模屋を訪れ、女郎おそめを揚げて大尽遊びに興じた佐平次は、翌朝飄々と居残りを決め込んでしまう。そして番頭まがいの仕事を始め、次々と起きる騒ぎを持前の度胸と機転で解決しては、お礼の金をちゃっかり貯めこんでいた。相模屋で攘夷の計画を練る高杉晋作らとも交友を深め、いつしか佐平次は、廓の人気者となるのだが…。生への活力が漲る中に憂いを漂わせる人情喜劇に、早霧せいなを中心とした雪組が挑みます。
思いっきりネタバレしてますので、よろしくお願いします(?)
103期披露〜我が宝塚歌う。
今年は例年通りの流れでしたね。
幕末太陽傳、感想めちゃ長いので個人的に思ったこと3つ並べておきます。3つについては追記で書きますね…一気に書き上げて疲れてしまった\(^p^)/
・日本物だけど曲調がたくさん
・これまでのちぎみゆ主演作のオマージュ
・新しい世代の台頭
それでは、以下感想です。
波の音が。
浮世絵、東海道五十三次・品川の背景で芸妓さんや民衆が出てくる。
そこへ鉄砲の音が。逃げる異人と追う浪士。浪士の1人が刀に手をかけた瞬間、異人が発砲し手を負傷。逃さない、とまた追うが、何やら落し物。それを拾うは主人公・佐平次ちぎちゃん(早霧せいなさん)。連れ合いを引き連れ向かうは青楼(遊女屋という意味)「相模屋」。
BGMには時は文久二年〜と多分にわさん(奏乃はるとさん)ボイスで品川の駿河屋が現在のどこにあるかという説明がされてました。
仲間と呑んで騒いでの大祭り。きゃびぃ(早花まこさん)が歌うこんぴらふねふねにのって、ちぎ佐平次は太鼓を叩きバチを高く上に上げキャッチ!みんなでこんぴらふねふね歌いつつ三方礼するちぎちゃん。全員出てきてホンワカパッパ風の曲調からコメディなんだなってすぐわかるね。
だいもん高杉晋作(望海風斗さん)のせり上がり。三味線弾いて長唄?
あんりこはる(星乃あんりさん)がキセルふかしつつ晋助に寄りかかる横顔が美しいのであった…
昨日異人と暴れた浪士がいると聞いたと岡っ引のあす平六(久城あすさん)が尋ねるも、ここにはいないと言う晋作。平六が去ると隣の部屋に隠れていたカリ聞多(煌羽レオさん)がゾロゾロ出てくる。みんなお膳持ってわらわら出てくるのが面白い。
横浜村での失敗を鬼島に責められ、更にアジトにしているものの代金は滞り、3両返してもまだ60両残っている有様。1両=約13万円なので60両だと約780万円…?そんなツケでいけるんかね??女郎屋の借金も返せない、異人の首も取れない情けなさ…いつか起こすぞレボーリューション!で、みんな大好き攘夷派の面々が歌う曲。
江戸時代設定だけど、洋行帰りが多いためか「レボーリューション」の歌詞あり。レボーリューションってwwwってなるのはご愛嬌。
御殿場の異人館を焼き討ちしようと盛り上がったところになぎしょ久坂(彩凪翔さん)が。「大声で焼き討ちだ、だと騒いで!」と怒られる面々。久坂はどうやら指導係のようです。
ちぎ佐平次一行のどんちゃん騒ぎは深夜まで続いたものの、佐平次は割り前1文だけでみんなを帰らせる。1文=約12円。もしかして…宴会の代金、安すぎ?あと割り勘って「割り前勘定」の略なんだって!また1つ賢くなりました。
お勘定を持ってこられるも、今は持ってないから朝には何とかする、と言いくるめる佐平次。揉めていると、部屋に入ってくるはみゆおそめ(咲妃みゆさん)。ここで始まるタンゴ。和服でタンゴってめっちゃ面白い。半纏をダンスに組み込んで、ちぎちゃんが脱いだり剥がれたりして駆け引きのイメージ。あとみゆ嬢が持ってる半纏にちぎちゃんが流れるように袖通すのがちぎみゆの絆😭って泣ける。全然泣くとこじゃないけどw
佐平次に「女は身の毒、女郎買いはしない主義」だと断られると「このデコ助!」と暴言吐いて去るみゆちゃんは本当に強気な女郎ですね~~(褒めてる)捨てられた半纏を空に投げて降りてきたところを袖通すアクロバットな半纏の着方してるんですが、なかなかの完成度でちぎちゃん本当器用。「(胸を抑えながら)ここの病には品川が1番、極楽だぁ。」と眠りにつく佐平次。
相模屋のオーナー2人は念仏を唱えるのに忙しいが、働く小間使いたちは念仏より休みと金がほしいと歌う。下からマイク出てきてみんなで歌うのシュール。
まなはる長兵衛(真那春人さん)がきほおひさ(真彩希帆さん)に大工道具のありかを聞き、そっと持って帰ろうとするも失敗。まなはる大工の格好めっちゃ似合うのよ…!もみあげにちょっと青差してるの男らしくていい!!!好き!!!(軽率に好きになる)
ひと息つく間もなく今度はスキップで帰ってきたひとこ徳三郎(永遠輝せあさん)。「商売の勉強」で吉原で女郎買いをして朝帰りしたところであった。ちゃらんぽらんな放蕩息子!
吉原に行くことを怒られた徳三郎が念仏太鼓を持って「女郎買いはやめろ!」と1人だけどシュプレヒコールするのめっちゃ可愛い。
今更ですけど、私が観たときまだ彩風咲奈さん体調不良でお休みされてました。
追記:咲ちゃんの方が猫なで声でお勘定の立替えお願いしてた。ひとこちゃんはどっちかっていうと小悪魔風でした。
もうこんなやつは勘当だ!暦帳持ってきてくれ!とにわにわ伝兵衛が言うと出てきたのはちぎ佐平次。ご丁寧に、この日の仏滅はどうかとも勧めるも、出てきたまち喜助(真地佑果さん)に「お勘定が頂けておりません!」と慌てた様子で言われる。まちくん、『心中・恋の大和路』でも奉公人やってたけど、奉公人めっちゃ似合う😭キリッとした武士もいいと思うけど、ニコニコしてるところが好きなのでまた商人、町人役で宜しくお願いしたい。何の話?
お前は誰だ!となるも、2階から助けを呼ぶ声。
「こはるさんの起請文が衝突してしまった!」また事件だ〜とみんなで中に入ると、こはるが起請文を父子2人に出したため言い争いになっている。こはるは「女郎は嘘をつく看板背負って商売してるんだ!」と開き直る。
佐平次が起請文と包丁を手に、起請文は自分も貰い、こうなりゃこはるを殺して自分も死ぬと親子以上に暴れる…と見せかせてこはるをその場から逃がし、 涙なみだの生い立ちを話して(但し相模屋の面々は寝る程、嘘八百並べた話)親子からお餞別まで貰う巧みな話術で事件解決する"居残りさん"の佐平次。
父・倉造のまりんさん(悠真倫さん)は江戸時代の人ですよね?ってくらいの貫禄。人の良さそうなお父さんでした。
子・清七の縣くん(縣千さん)はお化粧頑張ってほしいけどお声も通ってて良い演技でした。
こはるがまぁ気の強い女郎でしてね。
倉造「熊野の起請文を無下にすれば、熊野の烏が3羽死ぬと言うぞ?」
こはる「熊野の烏も殺し、三世世界の烏も殺す!」
ひゃー!歯に衣着せぬ強気発言。自分の身一つで世渡りしてるからにはこれくらいの事件でなよなよしてちゃいかんのですね。
親子が帰り、一件落着からの!
「本日からお世話になります、佐平次と申します。」
ご挨拶からおしゃれ曲の主題歌。
借金があるのに客を取らないおそめに、利子だけでも、荒神さんでモノ入りなんだとお困りのひめおくま(舞咲りんさん)。おくまさんまゆ毛ない😭ひめちゃんはちゃんと場面の味付けしてくれるよね。
このお客は嫌だ、千葉の杢兵衛には会いたくないから長患いにかかっていると嘘をついたりとなかなかお客を選り好みするおそめ。もういっそ死んでしまいたい…とポツリと零すと、佐平次が「"品川心中、哀れおそめの恋の果て"、なんて瓦版に載った日には皆が注目するだろうな。」と話にのってあげる。その手があった!思いたったおそめは心中してしまおう…やっちまっても誰にも迷惑をかけない人…そうだ金ちゃん!と話は進む。ムーディーな曲で「最後の舞台で咲かせてやる、女の炎」とまた返り咲くことを歌うおそめ。
曲の歌い方もすごい強気だったんだけど、「男」の言い方が「ぅおぅとぉぅこ〜」みたいなややねちっこい歌い方してるのが好みでした。
ここで個人的序盤の美味しい場面!
咲妃みゆVS星乃あんりのキャットファイト!
こはる「おちゃっぴきだからおちゃっぴきって言ったんだ!」
おそめ「このけっころがし!」
暴言合戦、噛むわ着物の袖を千切るわ髪を振り乱しての大乱闘!!
佐平次が「しばらく!あいやーしばらく!」と歌舞伎のような登場で仲裁。ちぎちゃん何かと飛び六方で立ち回ってます。2人はハァハァ言ってるの見てマジでキャットファイトじゃん…と毎回キュンキュンさせて頂いております。笑
こはるの本部屋では志士たちが焼き討ちの話し合いをしている中、佐平次はすす払いと炭団替えにやってくる。炭団は炭の粉末とつなぎでできた丸い固形燃料のこと。
すす払いする間は「レボーリューション♪」と鼻歌歌ってご陽気。そこで落とした時計の話をして炭団を持って帰ろうとするも、焼き討ちのときに使う焼き玉を間違え?たりしてて焼き討ちのことを知ってるのか知らないのか疑いだす面々。カリ多聞は時計は忘れてきた、と嘘をついていたことがバレて気まずいためか隣の子に焼き玉用の液体を飲ませてました。
大ちゃん金蔵(鳳翔大さん)の三枚目がww
すらっとしてるのにカナヅチだったり女に弱いのに白木に詰められて恨み晴らしにきたりとなかなか筋は通す男でガッチリハート掴まされます。
「ズンズン進んどくれ!桟橋は結構長いんだからさ!」と、背中ガンガン押されて上手から銀橋へ向かう2人。銀橋を橋にみたてるの素敵!
そのままおそめに突き落とされ、海(実際はオケピ)に沈む大ちゃん金造。その後、まとまったお金が入ることとなっておそめは心中せず、結局無駄死にな金ちゃん…それを知ってか海藻・魚まみれで「覚えてろよ~!」と怒り顔でまた海に戻っていくのでした。大ちゃん最後に目立ててよかったね。(勿論良い意味)
無事荒神さまへのお布施も出来て一安心と思ったら、ガエン者(火消し人足のこと)2人が相模屋の前へ白木に入れた「仏さん」を持ってきた!誰か知ってるだろ、と取り出したは金造の遺体!!
こんな物騒なものは客商売の店前では困る、とりーしゃ善八(透真かずきさん)が"お布施"を取り出した途端、
「番頭さん!ちょっと待ってください!」
能のような動きで"お布施"をしれっと奪い、「仏さん」に水をかけると、まさかの動いた!そう、迷惑をかけてやろうと金造が仕向けた嫌がらせだったのだ。佐平次は3人とも"お布施"の一部を渡して追い返し、残りは自分のものとしてしまうちゃっかり佐平次。
「ちょいといのさん!やるじゃないか!」とおそめも見直したよう。名前は"居残り"だからいのさん。海雲寺のお祭りへ行こうと誘う。海雲寺は品川に実在してるんですね。http://www.sentaikoujin.com/index.html
「お賽銭は驕るからさ!」と言う辺り自分で稼いでる女の言い方で好き。佐平次が「白木を裏手に置いてて〜割り箸にするから~~」って捌けるの面白い。棺桶でさえも無駄にしない江戸っ子の鑑w
お祭りが徳三郎とおひさの銀橋渡りー!
ひとこ・きほちゃんコンビはフレッシュで見目麗しい…ひとこちゃんあんまり声量なくてきほちゃんの声が目立ってたな。(追記:咲ちゃんの歌い方妖艶すぎてグフッてなった…エロすぎ…)
志士の皆さんも踊るんですよ。なぎしょイケ…!!もうね、目が足りません。途中でひょっとことおかめのお面被ったちぎみゆも出てくるんですけど、お面よりお顔が小さくてどういうこと?って困惑しました。骨格まで美しいとはどういうご了見…?
きほちゃんがひとこちゃんに犬か猫か(追記:金魚だった。金魚泳がせてたきほちゃん)の練アメ買ってもらってたんだけど、それを動かしてみせてるのがどえらい可愛くてオペラでガン見しました。可愛い子が練アメで遊んでるの眼福の至りです。(役名で書いてないのは踊りの場面だからです。笑)
お互いの身の上を話す佐平次とおそめ。ラプソディーみたいな曲でここではない広い世界へいってみたいと歌う。
おそめ「ここではみんなが助けあって生きてる。でも、いつか外に出たいんだ。…世界をまたにかけた回しになって、こはるを負かしてわっちは板頭に戻るんだ!」
女郎のNo.1は"いたがしら"って言うんですね。
大工の長兵衛の娘、おひさは、父の借金のカタに女郎に出されることとなってしまった。ゲスい父親だね…
おひさもショックだったものの、寺子屋時代から知っていて恋仲である徳三郎のおかみさんになりたい!そのため2人で駆け落ちしようと思う。協力してくれたら10両、1年に1両ずつ返して10年かかるが助けてほしいと佐平次に頼む。
おひさの言い草が面白れぇ!とその助けを請け負う佐平次。
場面替わって高杉の部屋。御殿場の焼き討ちを止められるものの、「藤八拳で決めろ」と投げやりな高杉。子供騙しと憤る久坂。藤八拳はちぎみゆがチラシの裏でやってるじゃんけんみたいなやつですね。
安政の五カ国条約を結び、諸国と不平等な条約故に列強に侵略されるかもしれないこの体たらくぶり、「面白きなき世を面白く…せめて面白くしたいではないか!」とかなんとかで久坂を説得させようとする面々。
焼き玉の実験には成功したものの、警察?に見つかり7個中5個は見つかる前に食べるという暴挙w焼き玉は残り2つだが、何とか作戦を成功させようと久坂も納得し策を練る面々。
ここでまたすす払いで佐平次登場。鬼島さんが3日と置かず相模屋に出入りしていることを告げ出て行く。その言葉に高杉が妙案浮かぶ。
がおちゃん鬼島(香綾しずるさん)はこはるにお熱になっていたようで、鼻の下を伸ばしてこはるを待っていた。強面な鬼島がデレデレしております。身請け金に100両持ってきた鬼島。こはると代わって多聞が隣に座り、ネタばらし。
多聞「女郎を引かせたとなれば天下の恥。お情けを取りまして100両拝借したく…」
誰にもバラされたくなければお金貸してくれ、との交渉に、弱みを握られた鬼島は100両しぶしぶながら貸してしまう。資金も手に入り、残りの異人館内部の地図がどうしても手に入らない。しかし、焼き討ちの情報が流出してはマズい、と怪しい佐平次を呼び出す晋作。
佐平次「何かご用で?」
晋作「斬る!」
銀橋で立ち回り。焼き討ちが行われることに勘付いていた佐平次。しかし、
「うちら町人は、てめぇ1人の才覚で世渡りするにゃ、首が飛んでも動いてみせらぁ!」
と、簡単に斬られてたまるか!という気概を見せ、晋作に一目置かれることとなる。お互い頼みごとをして次の場面へ。
晋作は佐平次に異人館絵図面の作成を依頼していた。おひさの父の長兵衛は異人館の建設請負されていた大工だったのだ。これで作戦決行できる!と皆で合言葉を言い(何故か佐平次も入って)、「さぁ〜皆さん参りましょう!」と皆役割の場所へ散っていった。
舟で現場まで向かうところで、佐平次は晋作に徳三郎とおひさの祝言を挙げてほしいと頼む。2人は涙ながらに乗り込み、晋作は時計を修繕して、また会ったときに渡してくれ、と佐平次に預ける。
晋作「随分悪い咳をしているようだが。」
佐平次「高杉さんはお侍さんには惜しいね。」
ここ、なんでお侍さんには惜しいって言ったのかわからなかったんで、また追記します。
追記:佐平次は晋作のことを褒めてるらしい。ただ武力だけで人と対するのではなく、きちんと人となりを見て判断しているからかな。
久坂の「高砂や、この浦舟に帆を上げて」の祝言歌が響き、舟祝言を挙げることができた徳三郎とおひさ。
海をバックに佐平次、おそめ、晋作が未来への期待、思い出を抱いて飛び立つ、と歌う。トリデンテで歌わせるの反則でしょ。泣ける。。
ちぎ佐平次は出て行くことを決めた。部屋で「いのさん…」と寝言を言うおそめを残して。
佐平次はずっと酷い咳をしていた。横浜村の新開地で居残りをしていたときに発病し、居留地のヘボン先生に診てもらうと「だいぶと悪い」と言われた。死ぬつもりで相模屋にやってきたが、「大騒ぎで問題ばっかりで、みんなみっともないくらいに生きたがってる」。だから生きたくなった。ヘボン先生と一緒にアメリカ国へ行って、アメリカ国で居残り稼業だ!と去ろうとした時、お客が。
それが千葉の杢兵衛だった。おそめが長患いと言って会っていなかった人物。
どこが悪いのか、医者には掛かっているのかと執拗に聞いてくる。早くその場から去りたかった佐平次は、おそめは亡くなったと嘘をつく。
このまま悲しみで終わるのかと思いきや、墓に案内しろと食い下がってくる杢兵衛。
墓場まで案内するも、まだ帰してもらえない。
どの墓なのかと問われ、掃除するも別人の墓だと怒られる。そりゃそうです、おそめは生きてますから。どういうことだと詰め寄られたその時、「杢兵衛さん…あんまりしつこいと、女郎も化けて出るよ…」と墓の後ろからおそめの霊が…!
腰を抜かした杢兵衛をよそに、佐平次へ駆け寄るおそめ。一連の流れを実は見ていたおそめは佐平次を助けにきたのだった。
墓場から走り去る2人。
杢兵衛「人を騙したら地獄に堕ちるぞ!」
佐平次「地獄も極楽もあるもんか!おいらまだ生きるんでぃ!」
おそめ「いのさんと一緒にアメリカ国へ渡って板頭になるのさ!」
「人でなしー!」と杢兵衛に叫ばれつつも、ニコニコ2人で歩き、下手まで来たらちぎちゃん左手を差し出し、みゆ嬢の右手を取って着物の袖で手元を隠して捌けていくのラブラブでほっこりした。最後は原作とは違うようです。
ちぎみゆ、退団作がコメディでホロリもあるよ!って感じかと思ったけど、物語としては人情モノで心温まる笑えるお芝居だったので宛書きみたいにしてくれた小柳先生に感謝だし、"日本物の雪組"としてみんな江戸人として生き生き演じていたのが印象的でした。
始まりがあれば終わりもあるので、1公演1公演こちらも楽しんで観劇しようと思います。とりあえず当日券並ぶか…!
#有岡大貴26歳生誕祭
Happy Birthday DEAR.有岡大貴!!!!!!!!!
こう見えても今年26歳ですよ!アラサー有岡大貴!イケメンのかほりが漂ってるし私たちを酔わせる予感しかしませんね。画像はこんなときしか使わないから入れてみた。
有岡大貴の顔面力・タレント力に気づいた2015年。*1有岡大貴にリア恋拗らせた2016年。*2そして2017年は誕生日お祝いブログを書いております私です。23時過ぎてるけどね…
順調に有岡沼へ降っておりますよ。こんなこと…いや、ありがてぇありがてぇでございます🙏
銀シャリのおにぎりになりたいだけの人生だった
最近の大ちゃんイケメンすぎて泣いた案件はですね、らじらーに大ちゃんがゲスト登場した際に、リスナーのお姉さんが大ちゃんが好きすぎて辛いと言っていたという話でいったセリフ。
「ごめんな、辛い思いさせて。」
これ…!!!
こんなこと言ってくれるアイドルいます?!!好きになって辛くなってるのオタク側の気持ち次第なのにわざわざアイドルから気持ち惑わせてるから謝罪てなんて良い人なの大ちゃん?????オタクの気持ちに寄り添ってよりイケメンに昇華される有岡大貴さん。素敵やん?
新じゃんペで26歳の抱負を書いてた大ちゃん。みんな小5の男の子な感じでペロペロしてますけど、ラジオだと20代男性の等身大な雰囲気なのテレビとか雑誌とかとギャップあってペロみ増すよね。意味のわからないことを今言っています。(真顔)あと普通にMCとかで人の言ったこと1つ1つに反応してツッコミしてるところが律儀だし、コミュニケーション上手なんだろなって思わせてくれるところが好きです。急にガチなことも言います。
突然ですが、最近韻踏み(という名のラップ詞)つくるのハマってるのでこの気持ちを韻踏みしていきたいと思います。
食リポ散々でもやる気はマンマン!
私イケメンに降参!みんな大貴が大好きやん?
Congratulation!アイドル大ちゃん~~~!!
短い!そして締めにまとまりがつかない!!
何はともあれ有岡大貴さん、26歳も飛躍の年でありますように♡♡♡
【宝塚歌劇】星組 スカーレット・ピンパーネル 感想(ネタバレあり)
映像でしか見たことなかったスカピンが生で観られるだなんて!ありがとう劇団!!
ということで、星組さん新トップお披露目公演の『スカーレット・ピンパーネル』でございます。べにあー(紅ゆずるさん、綺咲愛里さん)おめでとう!
ムラパンフはこちら。
あらすじはこちら。
1997年にブロードウェイで初演後、大ヒットを記録したミュージカル「THE SCARLET PIMPERNEL」。宝塚バージョンのオリジナルを加え日本初上演した2008年の星組公演は、フランク・ワイルドホーンの名曲の数々と共に、冒険活劇としての面白さ、すれ違う夫婦の心理描写をドラマティックに描いて絶賛を博し、第16回読売演劇大賞優秀作品賞、第34回菊田一夫演劇大賞を受賞致しました。続く2010年の月組による公演も大好評を収め、その後も再演の呼び声の高い傑作ミュージカルが、7年振りに宝塚歌劇の舞台に甦ります。新トップコンビ紅ゆずると綺咲愛里を中心とした新生星組が刻む『THE SCARLET PIMPERNEL』の新たな1ページに、どうぞご期待下さい。
以下、感想です。
・「PARIS 1784」の文字が舞台の幕に映る。
民衆がギロチンを囲み「血に飢えている マダムギロチン」とギロチンを人間に見立て、貴族たちを処刑することを正しいとする混沌とした世界があった。銀橋では荷車を曳く身なりの汚い連中が、ペストで死んだ人を街の外へ捨てにいこうとする。実は死体は貴族の娘たちで、貴族をフランスから亡命させる手立てをしてるのが"スカーレット・ピンパーネル"であった。
そのリーダーであるパーシー登場のとこで、車曳くみっきーアンドリュー(天寿光希さん)が娘たちが捌けた後、ちゃんと重そうに曳いて捌けてたから芝居上手ー!とムヒムヒした。
・スカピンで多分1番有名なお衣装である外套(紅さんは深紅のピンストライプ)でシルクハットを持った紅パーシーが「ひとかけらの勇気」を歌う。正直あんまり期待してなかったんですが(お好きな方ごめんなさい)、決意を持ってこのお芝居に挑んでおられるんだなという気概を感じました。
・コメディ・フランセーズ劇場の看板女優であるマルグリット。あーちゃん(綺咲愛里さん)は顔が本当に可愛い。看板女優なのめっちゃわかるわ~~。華やかな舞台だか、ジャコバン党の検閲が厳しく演目が限られると不平を洩らすマルグリット。これにより劇場が封鎖されてしまう。マルグリットはまゆ毛が強そうだよね。あと声低めなのでより肝の据わった女のように見える。
・この公演を桟敷で観てるかいちゃんロベスピエール(七海ひろきさん)の横顔イケメンすぎてオペラグラス離せなくなる件について。
・マルグリットは実は革命派の活動に加わっていてショーヴランと愛し合っていた、というのも納得の演技。
・ショーヴランにスカーレット・ピンパーネルの仲間とされるサン・シール侯爵の居場所を教えろと脅されるマルグリット。こっちゃんショーヴラン(礼真琴さん)、最初の登場シーンから気合いが漲っておられます。燃え尽きないか不安な程。サン・シール侯爵役の夏樹れいさんはお芝居もできてお歌も歌えるから、フランス貴族の誇りを持ってギロチン台へ向かう、という重い演技をしっかりと演じておられました。
・べにあー、お歌はどうなるかな?と内心ドキドキはしておりましたが、「あなたこそ我が家」の2人の力強いお歌に感動した。2人ともパッションが似てる気がします。
・図書室からデイドリーム号のシーン。
みんなでスカーレット・ピンパーネルの仲間になりましたー!となり、パーシーにめちゃくちゃにされたしどりゅーファーレイ(紫藤りゅうさん)が痛いよ〜って顔してたらみんな「大丈夫ー?」って聞いてあげてるところ宝塚っぽくて好き。しどりゅーの栗色カールの鬘めっちゃ似合ってて普通に可愛い。
・またまた有名な「炎の中で」が歌われるんだけど、ここやっぱ組の生え抜きトップさんだからかリーダーの雰囲気が紅さんから、そして周りからも存分に醸し出されてるんですよね。紅パーシーとしーらんデュハースト(壱城あずささん)とみっきーフォークスの三つ巴も良い一体感作ってるよね。
・スカピンで1番ネタな人と言えば、パーシーが変装するベルギー人スパイのグラパン。紅グラパンは陽気なおじさんだとしても様子がおかしいwww紅ワールド全開です。
・王太子ルイ・シャルルをイギリスへ連れ出そうと接触するシーンで、シャルルに"勇気の歌"を教えるんだけど、1回歌っただけで歌えるようになるシャルル多分天才。(マジレス)シャルル役の星蘭ひとみちゃんはこのために地毛をマッシュルームヘアーにしてると思われます。どうでもいいですがめっちゃ似合ってる。
・貴族の娘たちの集まりは何でこんなに心がほっこりするんでしょうね。フランスでは革命で人々はボロボロなのにドーバー海峡を渡ると綺麗に着飾った娘たちがスカーレット・ピンパーネルはどういう人間か、と噂しきり。パーシーは"社交界の花形"ポジションらしい。(知らなかった…)紅パーシーは人当たりの良いみんなから愛される"社交界の花形"だなと思った。
・まこっちゃんはお歌が上手いし、最近よく悪役やってるから悪役の演技もしっくりくるんだけどマルグリットを思ってる憎しみのような愛情は希薄なんだよな…心の中に宿す青い炎が感じられないというか。さっきも書いたけど最初から気合いを他の誰よりも外に発散させてて、マダムギロチンとかすごい。スーパーサイヤ人みたいになってるからね!2日目に観た時より、今日(3/28)観た方が「君はどこに」で緩急つけてきてたのショーヴランの心の物語が見えて良かった。
・紅さんはグラパンもそうだし、色んなところで生き生きとアドリブ入れてたんだけど、ショーヴランに詰め寄られていたマルグリットを見つけ、仮面舞踏会への衣装の話になるところがいつもアドリブ入れてるみたいです。
3/28星スカピン:新公に絡めたアドリブ
— Noddy@のでぃ (@chakoxmegru) 2017年3月28日
パ「今日は新人公演だから私の衣装は全部貸し出すんだ。君のもだろう?」
シ「ええ。」
パ「黒だと地味だからスパンコールや羽根をつけたら?」
シ「結構です。」
パ「では。ショーヴ…新人公演頑張れ~~!!」
最後のセリフがめっちゃ笑える。
ショーヴラン「あいつのどこが好きになったんだ…。」
マルグリット「掴みどころがないところですわ。」
これあるから紅さんとっ散らかしても大丈夫なところあるよね。
・スカピンの歌の中で1番好きなのどれ?って聞かれたら「炎の中へ」か「男とお洒落」を選ぶ私です。「炎の中へ」もそうですが「男とお洒落」もこれからショーヴランたちの目を欺こうと楽しんで作戦を決行していく様がこちらもワクワクできるじゃないです??元々すごかった色味も更に進化してたし帽子に耳とか角とか生えてるのめっちゃこわい。ポコちゃん(十碧れいやさん)が青地に黄色のファーついてるヒョウ柄・ヒョウ耳(!)だったのはオシャレだな、とは思えた。笑
・私的にアルマン役の瀬央ゆりあさんとマリー役の有沙瞳さんめっちゃ好演!お芝居もしっくりきてるしお歌も安定してるしもっと場面あってもいいのにな~とか思ってた。
・ロベスピエールの歌でかいちゃん銀橋渡り!銀橋の真ん中で歌うかいちゃんの焦りからの怒りがメラメラと燃えてるのを見ましたよ。決めポーズかっこよかった😭
・アルマンを拷問してスカーレット・ピンパーネルがどこにいるのか聞き出そうとするために鞭で叩くふりするんだけど、それが容赦ない強さで最初見た時驚く。そらアルマンぐったりするわ…ことショーヴランのスカーレット・ピンパーネルを捕まえたいという気持ちが伝わってくる。
・ミクロンの桟橋の場面。ショーヴランとパーシーの決闘。ここでショーヴランの部下たちがパーシー一味とごっそり替わって出てくるの勧善懲悪な物語で明るく終われてるの素敵。誰も死なずにショーヴランだけバイバイキーン的な去り方だからしんみりしないね。
・マルグリットと心がすれ違ったままだったパーシー。2人はずっと疑心暗鬼だったんだよね。でも最初からお互いのことを愛してたのがわかって抱き合いキスして幕降りるの、大好物です。はい。nani
・フィナーレでこっちゃんが銀橋渡りなんだけど、お衣装がヘビ柄でワイルドすぎていつもニヤニヤしてしまう。
・男役群舞がサーベル持って踊るんだけどどえらいかっこいい。※但し揃ってはいない。
・デュエダンが!めっちゃ良い!
「目の前の君」がムーディーな編曲なってまして。2人白のお衣装で初々しいのが見ながらニヤニヤできます。一瞬リフトしますが本当に一瞬なので拍手する間ないです。
・実は娘役ちゃんの方がお芝居に関して並々ならぬ努力をしてるのかもしれない。男役さんは10年以上積み重ねがあるけど、娘役トップは本当に短い時間でその積み重ねと対等な演技、歌唱を要求されるのだから、物語の核となるべきお芝居ができるようになるのだろう。今回のあーちゃんもパーシーとショーブランの間で揺れる心をときには怒り、ときには悲しむ心をしっかりと表現していた。
・完全に個人的なのですが、紅ゆずる・望海風斗は悪役が似合うジェンヌさんワンツーなんですよ。紅さんはパーシーよりショーヴランの方が似合う気がする…いつまでも昏い目でギラギラしててほしいジェンヌさんであります。
・紅さんとまこっちゃんは動と静のイメージで、紅さんが自由に演技して、こっちゃんが舞台の雰囲気作ってあげる、みたいな関係性になればいいなあとは思ってる。緻密に計算されたアドリブかとは思うけど、とっちらかってもこっちゃんが物語のキャラ振れしなければお芝居成り立つ、みたいな。私がどれだけこっちゃんに期待しているかバレバレ。笑
スカピン本当に名作だわ…今後もたくさんの組でやってほしいな~~
映画「ハルチカ」感想(ネタバレあり)
今週ホトホトついてなくて、夕飯食べるときに泣いちゃうくらいには疲れてる日々だったのですが、今日キスマイさんのアリーナツアー当落発表きまして。なななんと地元公演当たりました。メール見た瞬間、「ッはァ!!」と水泳の息継ぎみたいな声出たよね。例えが分かりづらいw
いや、もうこれは神様女神様のお陰ですよ。捨てる神あれば拾う神あり!!でもお仕事の神様に捨てられてるのはちょっと問題!
頑張って仕事しようと思えました。切り替えって大事。
『ハルチカ』観てきましたので感想をば。
ホルンに変身させられてたりもするしょりたん
吹奏楽ってなんでこんなにドラマを生むんだろうね。個人の力が団体の力になるからなのかな。
以下、感想です。めっちゃネタバレしてるよ!
・はしかん(橋本環奈さん)の透明感がヤバい。
何してても明るい日射しが差し込んだら途端に2次元化してしまうくすみなき肌。色素の薄い瞳。真っ黒なストレートロングヘアー。目の下のクマがすごかったけど、夏の照りつける日の下、必死にフルート吹き続けるはしかんは美しかった。
・はしかんチカちゃん入学式でソワソワ。
しょり春太(佐藤勝利さん)頭抑えて痛そうにしてる対比で真ん中にハルチカの文字。
バスで窓に頭ガンガン打ち付けられるってどういう巡り合わせなの?
・バス内ではしかんが座ってて、しょりたんが立ってる時、大きいカーブでしょりたんが立ってられなくて窓ドンからの「ごめん、チカちゃん!」って謝るシーンがとてつもない萌え萌え案件。というのも私本名がほぼ"チカ"なので、もうね!しょりたんが「チカちゃん」と声に出す国に生まれて、よかった!(ブルゾンちえみ風)
・チカが音楽室に行くとまさかのパイセン2人の長いキスシーン。
実は吹奏楽部は今年度から廃部が決定されていた。チカはそれでも吹奏楽部を復活させたくて、4月中に9人集めることを条件に新歓を始める。「何も知らないくせに」とか言うパイセン。
春太は中学でホルンやってたでしょ!と無理やり入部させられる。学業に専念したいんだ…と弱々しくいうところ高校生っぽくて良い。
・静かだと日常でたくさんの音に囲まれて生活してることに気づく、という春太。「靴音、〇〇(失念した)…衣擦れの音」っていうの流石学年1位の秀才の感性が光ってるわ〜と感銘を受ける私。
・はしかんが容赦なくしょりたんにタイキックするから笑うよねwはしかんが落ち込んでるときに「いじめっ子よりチカちゃんが殴るからいじめっ子たち引いちゃって…」って話めっちゃ納得だった。その後「チカちゃんは今でも僕のヒーローなんだよ?」と優しく諭すしょりたん。しょりたんに抱きしめられ腕にすっぽり包まれるはしかんとはしかんを包むしょりたんの肩の華奢さ。たまらんやん。なにあれ?しょりかん最&高。
・部員勧誘のシーン、はしかんの姐さん力の高さが出ててキュンとした。ちゃんとやれよ!って殴ったりしっかり出来てんじゃーん!みたいな褒め方したりヤクザの組長だっただけある。(それ違う作品)
はしかんに勧誘されて、って入部した子もいたけど、はしかんとしょりたんいるのに入部しない子いるの???顔面力が問われない世界…
・勧誘していったら、1人1人名前と学年と担当楽器の字幕出るのかっこよかった。
・暴れん坊の不良少年・宮本恭二(平岡拓真さん)がいい味出してたな〜。不良にアルトサックス持たせるのかっこよすぎやん?元々野球部で、怪我が原因で辞めることになったみたいだけど、野球部とか体育会系で義理堅い人のイメージめっちゃありません?その彼がはしかん(というかチカちゃん)の熱意に押されて一緒に吹奏楽する展開、漫画っぽくて好き。※原作は小説。
あとチューバ吹ける米沢妙子(上白石萌歌さん)をみんなで誘いにいくシーンで、唇の周り真っ赤にしていくときに最後まで嫌がってたのめっちゃ可愛かった。やはり不良はプライドが高くて顔に落書きとかを嫌々やらされるのが頑張ってる感があって好きです。
・界雄(清水尋也さん)が昨年の吹奏楽部ではムードメーカーで部長だった、的なこというのに全然目立たない。
そんな彼は祖父が亡くなったことで、祖父が営んでいた無認可の老人ホームを1人で切り盛りして学校には登校拒否するようになった、というなかなか重い運命を背負ってたんだけど、みんなが来てくれて、老人ホームのご老人たちの後押しで学校に来ることができたの泣ける。
窓の外から聞こえる「上を向いて歩こう」、自分のために演奏してくれている曲とか泣けるやん?
飄々とした感じからは見えてこないかっこいいパーカッションを響かせてました。ムードメーカー、と言われたら謎だった。但し今流行りの雰囲気イケメンでむちゃくちゃタイプのお顔立ちでした。好き。←軽率に好きになる
・ってかあれだな、しょりかん以外の皆様の演技が本当に素晴らしいということを伝えたい…!!
片桐くん役の前田航基さんめちゃトランペット上手だったし、部長として言うべきところはしっかり言うとことか男気あった。恰幅がいいからシンゴジラの泉さん思い出して涙出そうになったのは内緒。
オーボエ吹いてた野口さん役の二階堂姫瑠さんも、3年生で最上級生かつ女子のリーダーみたいな立場を雰囲気でもお芝居でも出してたの本当に部活の様子見てる気持ちにさせてくれました。演奏も上手だった。
・途中長回しの不条理シーン(笑)があって揉め事から心がバラバラになっていって、「去年と一緒じゃん…」の一言で理由発覚ってやつでした。去年は界雄がいないからバラバラになった、みたいな話があったけど、今界雄いてもバラバラなってるけど?その心と心を繋いだのは春太だった。
・春太が過労で倒れちゃって、学業と部活の両立が大変だったんだと泣いちゃうの可愛かった。お目目ウルウルのチワワ…!!!そんなチワワしょりたんに草壁先生(小出恵介さん)が「たくさんの不条理に直面するかもしれないけど、君たちの歩む道はとても美しい」みたいな話をするの、自分が今荒んでもがいてる状況だからか心に刺さった。高校生に向かって大人が言う台詞だけど、どんな年代の人だろうと歩む道はそれぞれ美しいものなんだと思って生活していきたいんだよな。うん。(自戒)
・私は自分の楽器だけしか興味ない、音を楽しむとか後付けのこと言わないで!とか言う割に最後1番楽しそうにクラリネット楽しんでた芹澤さん(恒松祐里さん)。
・最後、ララランドの始まり方そっくりだったな。団体芸。はしかんとしょりたんがニコニコして終わるのシュールだった。
疲れてるからかめっちゃ泣けたけど、青春映画としてはとても良かったと思います。しょりたんとはしかんの圧倒的顔面偏差値の高さに目がいきがちだけど、物語もそこまで辻褄合ってませんみたいなの…あるけど気にならなかったかな。(どっちやねん)
最後に、
しょりたん映画初出演、初主演おめでとう!!!!!
【宝塚歌劇】雪組 星逢一夜/Greatest HITS! 感想(ネタバレあり)
まぁ様(朝夏まなとさん)が退団発表、だいもん(望海風斗さん)がトップ就任と今週宝塚ファンめっちゃ忙しいね?
という訳で、年度末のご多忙さで毎日ヘトヘトでございますが2月末に2週連続で名古屋へ遠征して参りました。
そう、雪組さんの中日劇場公演「星逢一夜/Greatest HITS!」を観にね!
名古屋グルメ(というほど食べてないけど)の写真載っけます。
大阪でも食べられるけど矢場とんのわらじカツ定食。
むちゃくちゃボリューミー
上があったかいミソだれで下は普通のトンカツソース。ミソだれは後がけでドバドバ店員さんが掛けてくれました。赤味噌苦手なのですが、濃度が薄いのでぺろりと食べられました。
その日はお泊まりして、翌日名古屋モーニングに連れて行ってもらいました。
写真はないのですがシャンテコジマってとこ。3人で行ったけど5皿くらい食べた。1人10個は食べたんじゃないだろうかw駅からも近いみたいなのでまた行きたい!
2回目は悠々自適の新幹線様で行ったので名古屋駅の〇や(まるや)さんへ。
めっちゃ並んだよね…1時間は並んだ。。
ひつまぶし美味しかった。やはり鰻は裏切らない。(この世で鰻が1番好き)
ちゃんとひつまぶしにかけるのがお出汁だったのが最高。美味しかったからお出汁だけで飲んだよね\(^o^)/
いつもながら遅めの感想です。
何が変わったとかはよくわかりません…DVD未視聴なので。ただ新たな発見が多く、シーンごとに感情移入して観劇できました。
大劇場公演の感想はこちら↓
【宝塚歌劇】雪組 星逢一夜感想(ネタバレあり) - グレイに向かって
・プロローグのだいもん源太がみゆ泉(咲妃みゆさん)の背中を押すシーンから泣ける。これから起こることわかるから思い出して泣けるの本当良い。
・殿様の子とは仲良く出来ない!と走り去る泉。「あいつも悲しかったんじゃな〜」と唇とがらせながらしみじみ言うちぎ紀之助(早霧せいなさん)。幼いながらも相手の気持ちを汲むことの出来る賢い人間なんだな。
・カリちゃん(煌羽レオさん)のエンジのお着物似合ってる。
悪役本当似合うわ…ショーのときのれーこちゃんが歌ってたとこ?をカリちゃんが歌ってて紫のお衣装も美しかったし1人で場面を創り上げてたのがすごく嬉しかった。かっこよかったし美しかった。
パレードのときびっくりするくらいタルそうに歩いてきたの笑ったけどギャルみ感じてキャラ得だったわ…
・まなはる鈴虫(真那春人さん)はあんまり紀之助に肩入れしてない感じだったなあ。紀之助は紀之助のやりたいように、世話役というよりは父親的な立ち位置だった気がする。
・がおちゃん吉宗(香綾しずるさん)が本当嫌味ないお殿様でね…「父親のような存在」とちぎちゃんのナレーション入るけど、がおちゃんの目標としてることを成し遂げるために晴興の才を見出してより良い関係を築こうとしてきたんだなって背景まで見せてくれる演技してた。マジ…がおちゃん雪組の宝でさぁ……涙
・晴興が源太に向かっての断り方、「ならん!」の言い方がちぎ節で笑いそうになった。
・みんな優しいから、優しすぎるから起こった悲劇で。心を震わす芝居を何度も見られてよかったーーー
・ゴーストバスターズがwww出オチwww
銀のシャチホコを持つなぎしょ(彩凪翔さん)がめっちゃ可愛いし、ゴーストがパンプキンから鬼になってて、最後クラッカーみたいに銀テ出て退治するのじわじわくるやつww
・めっちゃトリデンテ(早霧せいなさん、咲妃みゆさん、望海風斗さんの3人)推しのショー
大ちゃんラテン系似合うから…ホンマありがとう。ラテンだとみゆちゃんの熱いダンスが見られるので私は大好きです。
途中で「サギリィ…」「ノゾミィ…」とお互いを呼び合う場面があって謎のかっこよさでした。
・さきちゃん(彩風咲奈さん)とだいもんの場面(第7場B)で、最後大劇場のときはさきちゃん、だいもんの胸鷲掴みにして力尽くで世界を変えた感じあったけど、中日ではだいもんの色を変えてやった、みたいな緩やかに支配していってる感じがした。
・めっちゃトリデンテ推しのショー
大ちゃんラテン系似合うから…ホンマありがとう。ラテンだとみゆちゃんの熱いダンスが見られるので私は大好きです。
・丁度2回目観にいったときが中継の日でして、1回目行ったときよりみんなの気合いが違ってました。みゆちゃんとかお芝居のときめっちゃ疲れてたけど中継の日は甲斐甲斐しいお母さんの顔でした。
あとパレードでのだいもんがwww
パレードのだいもんwww羽根ユッサユサ揺らしながら踊るもんだから隣のなぎしょ・がおちゃんもガッシガシ思ってて下手の揺れが半端なくてめっちゃ笑った。だいもん大好きやわ!!
— Noddy@のでぃ (@chakoxmegru) 2017年2月26日
中日劇場も来年で取り壊しなんだよね。初めての中日はゆひさん(大空ゆうひさん)宙組「仮面のロマネスク」でした。ショーでみっちゃん(北翔海莉さん)の女装が観たかったから行ったというw実際観劇したらトゥールベル夫人役だった藤咲えりちゃんがめちゃくちゃ好演で一気に好きになった。でもその次の公演で辞めちゃった気が…すっごく残念だった思い出。。しんみり。
そんな藤咲えりちゃんの妹さん・久城あすさんの所属されてます雪組さん(長い)、今の体制は次の大劇場公演で最後だと思うと寂しい。たくさんの作品で楽しませてもらいました。チケット全然取れないけど何とか東京も行きたい(´д⊂)
集合日、オシラセ
2017年3月6日、雪組さんの集合日。宙組さんムラ千秋楽、そして、みりおん(実咲凜音さん)のムラ退団日。
お昼にみりおんの入りの綺麗な写真みてうっとりして、仕事終わりにTwitter開きましたら出ました退団者のお知らせ。
マジか…
マジなのか……
ドキドキしておりました。
トップのちぎちゃん(早霧せいなさん)、みゆ嬢(咲妃みゆさん)が退団されるし、同時退団される方も多いだろうなとは思いましたがまさかのね、まさかのですよ。
上級生のお芝居できる人がめっちゃ抜けるじゃない…!!悲しみが深すぎて久々にスマホの画面見ながら泣くところだった。(みっちゃんの退団発表ぶり)
退団の発表された方々についてちょっとだけ語らせてください。
雪組さんはキムさん(音月桂さん)の頃から、宙組さんもゆうひさん(大空祐飛さん)の頃からしか観てないからちぎちゃんが宙組さんだった時は拝見してないのがすごく残念。雪組で2番手になったちぎちゃんはずっとキラキラでやる気に満ち溢れていて心のこもったお芝居をしていた。かっこいいのも3枚目も楽しんで演じていたのが印象的。お歌は…うん。私からはノーコメント。。トップになってからは細い身体から何万倍のパワーを出して組子を引っ張ってきたのだと思うし、何より組子に愛されるトップさんを体現しているちぎちゃん。最後にどんなお芝居を見せてくれるのかすごく楽しみ!
大ちゃん(鳳翔大さん)はゆひさん時代のみーちー大の三バカトリオがすっごく好きで、みんな高身長・イケメン・アドリブが効くというお芝居させたら目を惹くに決まってるじゃん!!っていう3人だったよね。みーちゃん退団する前までだったと思うけど、宝塚グラフでみーちー大の連載あったのめっちゃ面白かった。あとめっちゃエロいよね。チャラいともいうけどw上級生だけど未だに客席釣り放題してくれてるのは本当に素敵だしキザな男役さん素敵。ここぞというとき、お芝居でもショーでもバッチリ決めてくれるジェンヌさん。
がおちゃん…!!!
今回の退団発表でがおちゃん(香綾しずるさん)辞めるのが1番辛いかも。中日星逢の吉宗めっちゃ好演だったし、1人で歌ったり真ん中で踊ったりする場面多くなってきたのに…ずっとキラキラした笑顔が見られると思ってたのに。お歌も上手くてお芝居の間合いが雰囲気出てて好き。2015年の星逢での鈴虫膳右衛門役も好演だった。あとがおちゃんって髪型作るの天才的に上手な気がする。どのスチールも凝った髪型にしてて、娘役さんだったら毎回鬘とかオシャレにしてたんだろうな〜
ももちゃん(桃花ひなさん)は知ったのはまっつ(未涼亜希さん)の「ブラックジャック」ピノコ役。完全にあれがももちゃんの転機だったよね。めっちゃ可愛いけど大きい役はしてなかった印象だし、娘役ちゃんでも中堅くらいだったももちゃんがピノコそのものとして舞台で演じてたのめちゃくちゃ可愛くて。ドラマシティ公演で、ピノコって確か最後の階段降り(じゃないけど歌いながらみんな出てくるとき)お辞儀しなかったんだよね。だから出てきたら拍手しよう!ってTwitterで流れて、日に日にももちゃんへの拍手が増えていったの雪組ファンのももちゃんへの愛を感じてとても心が温かくなった。私ももちゃんの日本物でのしなやかさも好き。ももちゃんのまあるい雰囲気に似合っていて素敵。貴姫も高飛車なところしっかり出てたし何よりかっこよかった。
あんりちゃん😭みんな大好き星乃あんりが退団しますよ😭😭娘役さんらしく男役を立てるような演技も出来るし、男を悩殺するようなセクシーな表情で踊ることもできる"可愛い"から"大人の女性"まで演技の幅が広い娘役さんにこの2~3年で成長されたイメージ。「双曲線上のカルテ」のモニカ役好演だったな。
みゆ嬢はトップになるだろうな〜って思ってたら順当に、しかもちぎちゃんの相手役でトップになった!意外!みたいな印象あるなあ。みりお(明日海りおさん)の相手役になるかなぁとか思ってたので。お歌が上手で、男役さんを立てる一輪の花、宝塚歌劇としてあるべき娘役像がとても似合ってた。でも、本人は一輪の花以上に大輪の花束だったよね。ショーでのちぎちゃんよりアグレッシブなダンスを見たら、おっとりしてたのも演技なの?って思えてきたし。日本物のお化粧上手になって本当良かった…(小声)
美樹ちゃんはまずここ最近のキラキラ芸名とはうって変わって普通にいそうな芸名付けておられて安心感。最後の理性を感じる。お顔がはっきりされてるから例えモブ役でもよくわかるんだよね。中日星逢では澪役だったのか。(パンフ見てる)お姉さんなお顔立ちだったからお姉さん役でもっとお芝居してるとこ見たかったな。
次回の雪組さんの公演は4月末から7月まで。
気候が良い時期でありがたい。張り切って当日券並ぶぞーーー
【宝塚歌劇】宙組 王妃の館 感想(ネタバレあり)
2017年の目標として月に4個日記を上げる!と思ってたのに2ヶ月目にして挫けてます…
今日は名古屋・中日劇場の雪組公演観てきます!感想は…書けたらいいなぁ。(遠い目)
遅くなりましたが、宙組さんの感想です。
パンフレットはこちら。
あらすじはこちら。
太陽王ルイ14世が残した「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」を舞台に、個性豊かな登場人物たちが織り成す人間模様をコミカルに描いた浅田次郎氏の小説「王妃の館」。
このベストセラーを、宝塚歌劇ならではの演出を加えミュージカル化致します。
パリ、ヴォージュ広場の片隅に佇む「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」は一見客の宿泊を許さぬ高級ホテルだが、実際は深刻な経営難に陥っていた。そこに目を付けた旅行社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」はホテルとタッグを組み、高額の“光ツアー”、格安の“影ツアー”それぞれに同じ客室を利用させるという奇策に打って出る。しかし集まったのは風変わりな人気作家ら、一筋縄ではいかない癖者ばかり。かつての城主、ルイ王の物語が紐解かれる中、様々な騒動を繰り広げるのだが……。
なお、この作品は演出家・田渕大輔の宝塚大劇場デビュー作となります。
・舞台の壁に空港の映像映されて、みりおん玲子(実咲凜音さん)から客を足止めするようにキツく言われるズン戸川(桜木みなとさん)。
ズンちゃんプログラムのアー写と同じ髪型でめちゃくちゃかっこいい!似合ってる!敏腕社長に振り回されるイケメンって大好きじゃないですか?私は大好きです。
・ パリで無くした夢を見ると歌うまぁ北白川(朝夏まなとさん)
・しゃかりきツアーガイドの玲子。北白川に「オールドミスは確実だな!」と言われる。
ちなみに北白川の秘書であるせーこ早見(純矢ちとせさん)もオールドミスと言われてたw
・関西弁の愛ちゃん金沢(愛月ひかるさん)wクセが強いw
・せーこ早川が北白川の代表作をツラツラ言うものの、「パクリやんけ!」と煽る愛ちゃん。
金沢「やっぱりパクリや!ファッションスタイルも、髪型も!」
北白川「僕のは本物だ!」
金沢のカツラを回転させる北白川wwまさかのヅラキャラ金沢www
・一行はシャトー・ドゥ・ラ・レーヌへ到着!ホテルマンのダンスが盆回りであるんだけど、鏡に映ってるかのように揃っててかっこよかった。
・(フランスが)最後の地…と歌うまいら(美風舞良さん)・すっしー(寿つかささん)の下田夫婦。この後どうなるのかドキドキする。。
ここで光ツアー、影ツアーの人物紹介。
光ツアー
北白川右京→誰もが知る小説家。代表作が聞いたことあるような名前のものが多い。次回作「ベルサイユのゆり」執筆のためツアーに参加。
下田夫妻→工場の経営者と奥さん。フランス旅行に来たのに楽しくなさそう。
早見リツ子→北白川の秘書。ミーハーである。北白川の才能に惚れ込んでいる。
金沢貫一→パンフに"不動産王"って確か書いてたけど関西の成金感がひどいwだいたいのことに寛容である。
ミチル→元ホステス。キャピキャピして若さが溢れている。ワガママは言わないけど周りから甘やかしてくれるからなんとでもなっちゃう天性の愛嬌がありそう。
影ツアー
岩波夫妻→元夜間学校の先生と奥さん。なんで岩波がヒロさん(一樹千尋さん)なんだろ、って思ってたら重要ポジションで配役に納得しました。ツアー一行で1番の良心。
近藤誠→無駄に熱い警官あっきー!(澄輝さやとさん)お衣装がだいたいダサいのすら愛しい。
丹野夫妻→黒スーツ夫婦。みんなと距離を置いている。
クレヨン→本名:黒岩源太郎のオカマ。りくくん(蒼羽りくさん)身長高いのにストームあるハイヒール履いてるから更にデカい。あっきー誠のことを「まこちゃん♡」と呼び何かとイチャイチャしている。
・現地のイケメンガイド・そらピエール(和希そらさん)金髪似合っててイケメン…!
ピエール「サヴァ!」(フランス語でお元気ですか、の意味)
金沢「誰が鯖やねん!」
これw多分現地でもあるあるなんだろなww
一行がちょいちょいフランス語がわからない日本人の感じで話すの笑う。
・喋ってる途中に突然震え出すまぁ北白川ww尋常でない壊れっぷりwww「物語の天使」が降りてくるといつもこうなんです、とせーこ早川。まぁ様っょぃw
・部屋に帰るもののなかなか物語の天使が降りてこないと悩むまぁ様にまかじぇルイ14世(真風涼帆さん)が降臨…!
北白川「今度のやつは大天使ミカエル級だ!」
ルイ14世に、亡霊が見えて恐ろしくないのかと尋ねられられ、
北白川「己の才能が恐ろしい…」
北白川はナルシルトも併発しているようですw
・ルイ14世は地位や名誉もない"ディアナ"という女性を探して現世を彷徨っているらしい。
太陽王と"月の女神"のディアナとの愛を想い、北白川はどうにか2人を出会わせたいと筋書きを考えついた!と言う。
・パリの街へ転換。アコーディオンの音がパリの雰囲気を呼び込みます。
ダブルブッキングツアーのことを見破り玲子に詰め寄る北白川。
玲子も平身低頭で、このツアーを中止すると謝ったが、北白川は「作家としてのキャリアがかかっている!」とプリプリしてお断りする。物語の天使、いやミカエル級の天使を降臨してる間に帰れない!と言うことらしい。
もう1人のエトランジェ(異邦人)と歌う北白川。
・影ツアーの一行はカンカンショーを観劇中。
カンカンボーイがたけるくん(風馬翔さん)なの安定感(^^)(^^)
・カンカンガールが誠に群がるものの全員剥がしにかかるりくクレヨンwwwっょぃwww
ホテルに皆帰りたいと怒るも、「今日は一晩中帰りませんー!」とズン戸川。どういうことだと詰め寄られる。
・一方、ホテルではまかじぇルイが何故出てきたのか話していた。ルイ14世はディアナをヴェルサイユ宮殿からこの館に追いやったという。
別名"恋愛小説の鬼才"であるまぁ北白川が物語の続きを演出してあげようと提案する。
ここでまぁ様が手で大きいハートを作ってまかじぇの方へ泳がせたらまかじぇが逃げてたのが映像チックな演出で可愛かった。
・皆に詰め寄られ、とうとう影ツアーのカラクリを白状する戸川。光ツアーの客の荷物はそのまま部屋に置いたままでもいいと提案するりんきら丹野(凛城きらさん)。
実は光ツアーの上客の荷物を盗もうとする泥棒だった丹野。悪者だけどイケメン…!グラサン黒スーツ似合う…!!!
逮捕だー!ってフランスなのに手錠しようとする誠。熱血がすぎるw
・ヴェルサイユ宮殿を案内される面々。
そこへ現世に現れたルイ14世が鏡の間の説明をしている。「すごいなりきりっぷりだな」と言われるまかじぇルイ14世。透けたりしないのねw
この場面のまぁみりのお衣装がトリコロールカラーで可愛かったです。まぁ様はゴブラン織のスーツで中のベストに花の刺繍あって可愛い。
まいら姉さんが鏡の間が悲しい場所に見える、と言う。
金沢「ヴェガスにこれと同じやつ作ったるわー!」
ウケるw悲しい場所なんかに見えないと言ってたら"ズレてる"と貶されてるし色々ウケるww
・回想シーン。
ディアナは王女の侍女であった。
愛の結晶であるプティルイを産むものの、王妃に妬まれ橋?からプティルイを落とされ、そのときに負った怪我でプティルイは膝を痛めてしまった。
ディアナとプティルイを護るため、ルイ14世は"愛想尽かし"の体でヴェルサイユ宮殿からこの館へ追いやった。ルイ14世の愛だったがディアナにとっては絶望だった。
・ルイ14世の回想を聞き、物語が思い浮かばなくなったと言う北白川。
「人の心を弄んだ!愛の物語、人の心をうつ物語など書けるはずがない!」と憤るルイ14世。
・影ツアーの岩波夫婦は光ツアーの下田夫妻の部屋が当てられていた。休憩していると、下田夫妻の遺書を見つけてしまう。
・ルイ14世の気持ちを踏みにじることとなり、自信喪失の北白川。そんな北白川を励まそうとする玲子。
玲子「セレブ気取りで自信過剰ないつもの北白川様は!」
ひどい言われよう。自分の思う、自分の物語を書けばいいと続ける。
北白川「かけがえのない言葉が、誰かの希望になる言葉を持っている。」
・遺書が見つかったことで添乗員、ツアー客全員で捜索。ここでのイントロが完全にラムのラブソングと一致してたからズッコケたよねww下田さんの居場所が見つかった!ピエールに1番美しい場所は?と尋ねていたサクルコート寺院へ向かう。
金沢は「俺やったら鏡の間やな〜」と言うもののみんな全否定w
・こんな美しい場所で人生最期を迎えられるなんて幸せだなぁ、と下田。工場の経営が上手くいかず、最期の旅行にと参加していたようだ。
「苦しいときも悲しいときも誰かのために笑っていろ。」と恩師に言われたことを、思い出す。
・下田夫妻は心中しようと劇薬を持参していた。リアルな話を言うのはナンセンスですがよく飛行機乗れたよね…
金沢「金は腐るほどあるけど…人には言えん悩みもある。」(ヅラを触る)
誠「恋人いない歴30年!」
早川「(私は)42年よ!」
クレヨン「私なんてオカマよ!」
ここの自虐ネタの数々がっょぃw
・誰かのために笑えたら。自分の進むべき道へ進める気がする、きっと素直な心のまま生きられる気がする、と皆で歌う。
・ルイ14世に騙すつもりは無かったと謝る北白川。
北白川「君の痛みを知らずに真実の愛など書けるはずもなかった。」
ルイ「私は笑うことを忘れていた。ディアナのために。」
ディアナが微笑みかけていたことも見えていなかったと振りかえる。
・帰国の日。北白川は無事小説を書き終えた。「新しい題は『王妃の館』だ!」とキラキラの笑顔で叫ぶ北白川。
・早川に太陽王と月の女神のフィクションの恋愛小説で大作だと褒められるものの、
北白川「厳密にはノンフィクションだけどね…」
・別れを惜しむように去るピエールとせーこ早見。早見にも奇跡が…と驚く北白川。
下田夫妻の心中騒動の後かな…誠とクレヨンがキッスしてて心の中で「フゥ〜!」とはやし立てちゃいたくなる展開でした。
・ホテル前。玲子に向かって「大切に気づかせてくれた、君に取材したい」と北白川。
新しい物語を、とまぁみり笑顔で銀橋渡り。
舞台上ではルイ14世、ディアナとプティルイが2人に微笑みかけていた。
「誰かのために笑えたら。自分のために笑えたら。」
毎日上手くいく訳じゃない。辛いことばっかりで自分が思ってる以上に笑えてなかったりするんだけど、誰かのために笑えたら自分の心も明るくなれると思うんです。
常に誰かのために笑っていたであろうみりおん。次の物語も美しく彩っていってほしいな。