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グレイに向かって

ねごとは寝ていうものなの?

映画「母と暮せば」感想

祝!二宮和也 キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞」受賞!!

 
おっせーよ!とお思いでしょう…ええ、これは観に行かねばと思い、思い、思い拗らせてやっと先日、初1人で映画、行ってきました。初めてって何事も緊張するじゃない?
 
当日朝にウェブでチケット購入したのですが、行ってみたら私が取ったときより人増えてて上映から1ヵ月以上経っても関心度高い作品なんだと実感。
ただ勉強したりなんやかんやしたら映画館着いたのが上映5分前になって、テンパりすぎて前の人抜かしそうになったw
前の人30代くらいのお姉さんだったけど、同じ「母と暮せば」組で朝ウェブで見た時、端に1人の人いるーって思ったらそのお姉さんだったので納得。監督が山田洋次さんなだけあって老齢の方多めだったんです。割合は洋次担8:二宮担2ぐらい。話の内容考えたらそりゃそうか。
席着いたら2つ隣のおじさんに三度見される若者のワタクシ。洋次目当てじゃないとこういう弊害があることを知った。
 
 
以下、感想!
ネタバレもあります。
 
 
B29の艦内。
にのちゃん浩二が同輩たちと親しげに話し、授業が始まったとき、「あっ」と声が出た瞬間インクが溶け、10秒ほど赤い炎とガラスの破片が散る描写。音はなく凪の海が映り、「8月9日、午前11時2分、僕は死んだ」と浩二の声からタイトルが浮かんできた。
戦争映画だけど、戦争らしい描写はここぐらいだった。
 
戦争モノってどうしても泣いちゃう…今回は3回泣き所がありました。
・3回目の原爆投下の日、浩二のお墓参りする伸子と町子に、「あそこらへんにきのこ雲が見えて…人間のすることじゃなかあ」というおじさんの言葉。
・浩二さんを忘れろだなんて、浩二さんの部屋でそげな事言わんで!と泣く町子に。
 
あともう1個あったけど失念してしまった。。吉永さん関係だったんだけど…
 
 
重い話かと思いきや浩二と町子の純愛も見えてキュンとした場面もあった。
・蓄音機を回す手を止めてキス 
でもキス自体は映ってなくて、2人の身体が重なる様子が映ってたのがキューンとしました。
 
・腕相撲して、浩二がそのまま町子を引き寄せて、
 
「好きな人おるんか?」
(頷く町子)
「誰ね?」
(引き寄せた手を開いて人差し指を浩二の鼻に当てる)
そのままチューするかなって思ったら、物音がしたらすぐに離れるのが純情な感じがしてニヤニヤ。
 
 
浩二とも勿論、伸子とも親しくしていた町子のことをすごく気にする2人。
「もし僕よりいい人がいたらよ?」と2回も言う浩二もだし、もう諦めよう、という母。残された町子のことを考えて、幸せになってほしいと願うけど、実際に黒田さんを連れてきたら激しく嫉妬し「あの子と浩二が代われば良かったのに!」と言う伸子の本心が吐露された瞬間、ひどく震える吉永さんの演技が強烈で今でも頭に残っている。2人とも聖人ではなく、エゴな気持ちも持った人間だったんだとわかって、少し自分の気持ちも救われた気がした。
 
ラストに向かっていくにつれて母の魂の火が小さくなっていくのを、吉永小百合さんが目の演技で表現されてたのが印象深い。最初に浩二を見たときと、浩二を見なくなって幾分か経って、周りの人に心配されだしたときの目の色が全然違っていた。あんなに光が奪われることがあるのかってくらい。すごい。 
 
浩二が迎えにきて2人で教会の真ん中を歩いていくところとか急にファンタジー丸出しでびっくりしたけど、戦争のこととか、親子、恋人との心の在り方とか考えさせられる映画でした。
 
あと、みんな昔のこと話すときに演劇調に話すのがびっくりしたけど、にのちゃんも表情豊かに話してるところみてあーなんて芸達者なんだろう、と感心。にのちゃん出てる映画はこれが初めて観たものなので別のも観たくなりました。
 
 
実はピングレも観たのですが、なかなか面白かったです。
 
今年はいっぱい映画も見ようっと!