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グレイに向かって

ねごとは寝ていうものなの?

【宝塚歌劇】雪組 るろうに剣心 感想(ネタバレあり)

演目発表されて以降、宝塚ファン以外からも関心が高かった公演が遂に始まりましたね~
私は学生のときにるろ剣の完全版出た世代なのですが、原作好きとしてもすごーく楽しみにしてました!

ムラパンフ!
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あらすじはこちら。
和月伸宏氏原作の「るろうに剣心明治剣客浪漫譚-」は、1994年4月に週刊少年ジャンプにて連載開始後、シリーズ売上累計5900万部を超える大ヒットコミックで、アニメや実写映画も次々と大ヒットを重ね、今や世代を超えて多くの人に愛される作品です。宝塚歌劇が、小池修一郎脚本・演出により、この作品の初のミュージカル化に挑みます。 幕末に伝説の人斬りとして恐れられ、明治維新後は“不殺”を誓った剣客・緋村剣心を主人公に、新たな登場人物を加え華麗に繰り広げられる浪漫活劇 〈アクションロマネスク〉をお楽しみください。 

以下、感想です。
ネタバレしてますよ~


人斬り抜刀斎としての過去から始まり、加納惣三郎とのいざこざ、武田観柳が阿片の密造している現場、剣心の十字傷の説明、赤べこでの対決、惣三郎の横浜の商館へ招待されて1幕終わり。

・人切り抜刀斎のときのちぎちゃん(早霧せいなさん)は鋭く暗い眼をしていて作業として人を斬っているような冷たさを見せていました。あと納刀方法が変わってたんですよ!

ちなみに抜刀斎は通常通りで、剣心のときは逆刃だから普通の刀の峰側を下にして、納め始めてから鞘をひっくり返してました。細かいね~確かに刃が下だと左手切っちゃうもんな。

・全体として、殺陣の場面は剣と剣が合わさる効果音が出てて視覚的にも聴覚的にも派手。でも音と動きを合わせるのがなかなか大変そうでした…ムラ公演の間にうまいことできるようになってるか期待です。
※1ヵ月後に観ましたら流石にバッチリ決まっておりました。

・ちぎ剣心ですが、パンフは赤髪なんだけど、お芝居の方はどちらかというと明るい茶髪でした。パンフぐらいのが好きだったんだけどより地毛っぽかったです。

・舞台転換時に壁に映像映してたのが新しい演出でかっこよかった。写真で見てるような歌や場面にあってるコマ割りされた映像が出てて漫画っぽい雰囲気を出してました。

盆回りで幕末の戦いを表現してるのがかっこいい。
倒幕派佐幕派→総三郎が髪を切り動乱を生き抜く、と歌い→江戸城開場で明治へ、と剣心が"心を修羅"にして戦った時代を大きな動きで端的に表されていました。

・明治に入って時代は変わりましたよー!ってナンバーでは瓦版売りでまなはる(真那春人さん)、新聞売りであすくん(久城あすさん)がソロもらっててただの俺得場面でした。あすくん洋装だし足が長いね…ってか出番御庭番衆だけじゃないんだね…!
今回設定が明治なので日本髪じゃなくてもうちょっとくだけた髪型になってたり、洋装と和装が入り乱れてるのとか朝ドラ「あさが来た」を見てる私としてはタイムリーなお芝居でした。

赤べこにご飯食べに行こー!となった剣心一行から場面転換で赤べこのみんなが歌うのがロック調で笑った。ここでロックなんやねwくらっち妙さん(有沙瞳さん)ものぞみ燕ちゃん(星南のぞみさん)もギャンかわで目の保養でしたわ…のぞみちゃんのおかっぱきゃわわー!

・斬馬刀を持っただいちゃん左之助(鳳翔大さん)と剣心との赤べこ前でのタイマン勝負は、拍子木をみちる弥彦(彩みちるさん)が鳴らして歌舞伎風演出。殺陣指導に市川猿四郎さんが入ってるんですね~動きが派手だから観ててワクワク感が半端ない。めっちゃ楽しい!だいちゃん身長あるし斬馬刀も大きく振り回してるからダイナミック!客席も思わず拍手ですよ!

・幸代巴役であんりちゃん(星乃あんりさん)いるー!しかもスチール原作そのものじゃん!って思ったものの一瞬しか出ず、なんなら剣心の影のひとこちゃん(永久輝せあさん)のがちぎ剣心より絡んでるっていうね…主要キャラ少ないから仕方ないけど……

・なぎしょ武田観柳(彩凪翔さん)のゲスさがすごい。比留間組にヨイショされて賭博でもボロ勝ち、阿片の密造でせし恵(大湖せしるさん)を幽閉して新型阿片「蜘蛛の巣」を造らせ、それと引き換えに惣三郎からガトリング砲を得ようと画策するんだけど相手にされてないなかなかの残念悪役キャラ。チャラチャラした成金具合が歩き方からも出てて面白い。
恵が密造工房から逃げ出すときに、助手に観柳を椅子に拘束させるんだけど、元々助手って観柳に雇われてるんでは?って突っ込まずにはいられなかった。

・御庭番衆出てきた瞬間のテンションの高まりね!!!れいこ蒼紫(月城かなとさん)の二次元具合がまさに事件。

白のロングコートに紫のテカテカセットアップね。お顔の出来上がり具合といい、立ち居振る舞いも蒼紫"様"付けしてしまうくらいのオタクホイホイれいこちゃんですよ!!!

癋見、式尉、火男、般若がお面を付けて出てくるのかっこいいわー御庭番衆の顔面偏差値高い…でも1人1人どんな技があるかとかは説明無くて、ただの蒼紫の手下になってました。般若はちゃんと腕が赤黒になってて原作通り…!って胸熱。

・真の黒幕であるだいもん惣三郎(望海風斗さん)がプチ・ガルニエの階段の真ん中で歌ってるだけで漂う大物ボス感ね…

・踊りをお教えしますよーって出てきたがおちゃんセバスチャン(香綾しずるさん)のキャラ立ちが踊ってるだけなのに半端ない。

・2幕の気持ち掴まれるポイントは剣心と惣三郎の台詞かな。以下、ニュアンスですが。

剣心「拙者は人の微笑んで生きる姿が見たいのだ。」
惣三郎「緋村剣心…殺さずとも、お前の本能は決して変わらんよ。」

その前に剣心もパボの実(蜘蛛の巣)入りのお酒を飲まされて幻覚を見たり酩酊状態だったんだけど、剣心は人斬りの過去と現在の薫や弥彦たちとの温和な生活を大事にしていきたいと願うけど、惣三郎はそれを見透かして悪の手に染めようとするんですよ。
結果、すごーくまとめると護りたいのは薫殿じゃー!ってな感じで勝ちに行くんですけど。

・2幕からは薫他招待客は洋装なのですが、「薫殿には道着姿がよく似合う。」ってめっちゃ言う剣心。これ女子的には嫌なやつよねw可愛い服着てるときは素直に褒めて欲しいよね!薫の気持ちを代弁してみた。(何)

・噂にはなっておりますが、ガトリング砲の歌と悪・即・斬の歌がwww
ガートガトガト♪って劇中口ずさむ率高いなぎしょ観柳wwwこれは笑ってまうwww
あと悪・即・斬!も銀橋渡って歌うんですが、後ろに「悪即斬」って強調して文字出てくるからめっちゃアニメっぽい。さきちゃん自体、スラッとしてるしシケ具合とか全体的に二次元なので厨二な演出なのに似合っちゃう不思議…ここは私ニヤニヤが止まりませんでした。

・ガトリング砲手に入れて撃ち込むところが映画みたいでした。舞台上が点いたり消えたりしてその間ガトリング砲から赤い光がダダダダッと光って弾が出てるような感じになってたのが軽率にかっこいい…!って思った。その間高笑いしてるなぎしょ観柳が原作感あって好き。
ただピカチュウ現象よろしく6~7秒くらい照明がピカピカするので気持ち悪くなる人も出るかもですね。

・客席での立ち回りもあってすごい。
上手の中央通路付近で観劇したんですが、れいこ蒼紫が尖った目をして走り去っていったのですがイケメン…無理イケメン……ってなって(多分周りみんななってた)周り見る余裕も無いし目が足りませんでした。
ちなみに蒼紫様はA席手前で決めポーズして下手へ捌けられます。中央の通路席は真ん前でれいこちゃん拝めます。笑
上手ではじゃんけんしてる手下がいたり、般若カリちゃん(煌羽レオさん)に往復ビンタされてる手下がいたりして1階席だったらどこで観ても楽しめそうでした。
ちなみに公演2日目にして演出が変わってたいたようで、初日は斎藤、観柳の2人も客席に降りていたようですが、2日目からは銀橋での演技に変わっていたようです。2階席でも主要キャラ見られるようにだろうなあ。でも本当に豪華!

・決闘が終わって、みんなが気を効かせて剣心と薫を2人っきりにさせるところとかカンパニー感あって観ててニヤニヤする。
恵が原作でも今作でも左之助に"女狐"ってあだ名付けられてるんだけど、せし恵もみゆ薫(咲妃みゆさん)にわざわざ嫉妬させたり慌てさせようとする言い方してるのが自然にやってて好き…!せしちゃんのお芝居好きよー!!!

・剣心じゃなくて、薫が「一緒にいたい。」と言うところとかもムヒムヒポイントですが、剣心から手を差し出して2人で手を繋いでニコニコして幕が降りるとか最高にハッピーエンドで胸がいっぱいになりました。

・フィナーレでは男役のお衣装が和服の襟っぽくなってました。ちぎちゃんのお衣装がエリマキトカゲみたいになってて襟足痛そうなんだけどwフィナーレからはちぎちゃん十字傷なくなってました。

・今回で辞めちゃうキング(蓮城まことさん)とせしちゃんがちぎちゃんとダンスでちょっと絡んでるのが泣ける。2人ともニッコニコだからさあ……

・ちぎみゆのデュエダンがポイント高いんですよ。暗めの色のお衣装でみゆ嬢のスリットがすごくセクシー!
ちぎちゃんがキスしようとするのを止めて自分からしに行くみゆ嬢な!!!熱いキスな!!!!観てる自分、落ち着いて!!!ってなった。
本当にベルばら特出でのまさちぎの小雨かと思うくらいの熱いダンスでしたわ。マジでみゆ嬢変わったよね…前からあんな熱いダンスしてたかな。ちぎちゃん流石じゃ…!
どんどん進化していくであろうちぎみゆ、雪組さんが見られて幸せ~~


立ち回り豪華、かつ原作ファンも納得できる作品だったようで宝塚ファンとしても面白かったし何回も観られるようにしてくれた友の会、ズッ友だよ…!!(念を送る)