グレイに向かって

ねごとは寝ていうものなの?

映画「ハルチカ」感想(ネタバレあり)


今週ホトホトついてなくて、夕飯食べるときに泣いちゃうくらいには疲れてる日々だったのですが、今日キスマイさんのアリーナツアー当落発表きまして。なななんと地元公演当たりました。メール見た瞬間、「ッはァ!!」と水泳の息継ぎみたいな声出たよね。例えが分かりづらいw
いや、もうこれは神様女神様のお陰ですよ。捨てる神あれば拾う神あり!!でもお仕事の神様に捨てられてるのはちょっと問題!
頑張って仕事しようと思えました。切り替えって大事。

 


ハルチカ』観てきましたので感想をば。

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ホルンに変身させられてたりもするしょりたん


吹奏楽ってなんでこんなにドラマを生むんだろうね。個人の力が団体の力になるからなのかな。
以下、感想です。めっちゃネタバレしてるよ!

 


はしかん(橋本環奈さん)の透明感がヤバい。

何してても明るい日射しが差し込んだら途端に2次元化してしまうくすみなき肌。色素の薄い瞳。真っ黒なストレートロングヘアー。目の下のクマがすごかったけど、夏の照りつける日の下、必死にフルート吹き続けるはしかんは美しかった。


・はしかんチカちゃん入学式でソワソワ。
しょり春太(佐藤勝利さん)頭抑えて痛そうにしてる対比で真ん中にハルチカの文字。
バスで窓に頭ガンガン打ち付けられるってどういう巡り合わせなの?


・バス内ではしかんが座ってて、しょりたんが立ってる時、大きいカーブでしょりたんが立ってられなくて窓ドンからの「ごめん、チカちゃん!」って謝るシーンがとてつもない萌え萌え案件。というのも私本名がほぼ"チカ"なので、もうね!しょりたんが「チカちゃん」と声に出す国に生まれて、よかった!(ブルゾンちえみ風)


・チカが音楽室に行くとまさかのパイセン2人の長いキスシーン。
実は吹奏楽部は今年度から廃部が決定されていた。チカはそれでも吹奏楽部を復活させたくて、4月中に9人集めることを条件に新歓を始める。「何も知らないくせに」とか言うパイセン。
春太は中学でホルンやってたでしょ!と無理やり入部させられる。学業に専念したいんだ…と弱々しくいうところ高校生っぽくて良い。


・静かだと日常でたくさんの音に囲まれて生活してることに気づく、という春太。「靴音、〇〇(失念した)…衣擦れの音」っていうの流石学年1位の秀才の感性が光ってるわ〜と感銘を受ける私。


・はしかんが容赦なくしょりたんにタイキックするから笑うよねwはしかんが落ち込んでるときに「いじめっ子よりチカちゃんが殴るからいじめっ子たち引いちゃって…」って話めっちゃ納得だった。その後「チカちゃんは今でも僕のヒーローなんだよ?」と優しく諭すしょりたん。しょりたんに抱きしめられ腕にすっぽり包まれるはしかんとはしかんを包むしょりたんの肩の華奢さ。たまらんやん。なにあれ?しょりかん最&高。


・部員勧誘のシーン、はしかんの姐さん力の高さが出ててキュンとした。ちゃんとやれよ!って殴ったりしっかり出来てんじゃーん!みたいな褒め方したりヤクザの組長だっただけある。(それ違う作品)
はしかんに勧誘されて、って入部した子もいたけど、はしかんとしょりたんいるのに入部しない子いるの???顔面力が問われない世界… 

 

・勧誘していったら、1人1人名前と学年と担当楽器の字幕出るのかっこよかった。

 

・暴れん坊の不良少年・宮本恭二(平岡拓真さん)がいい味出してたな〜。不良にアルトサックス持たせるのかっこよすぎやん?元々野球部で、怪我が原因で辞めることになったみたいだけど、野球部とか体育会系で義理堅い人のイメージめっちゃありません?その彼がはしかん(というかチカちゃん)の熱意に押されて一緒に吹奏楽する展開、漫画っぽくて好き。※原作は小説。
あとチューバ吹ける米沢妙子(上白石萌歌さん)をみんなで誘いにいくシーンで、唇の周り真っ赤にしていくときに最後まで嫌がってたのめっちゃ可愛かった。やはり不良はプライドが高くて顔に落書きとかを嫌々やらされるのが頑張ってる感があって好きです。


・界雄(清水尋也さん)が昨年の吹奏楽部ではムードメーカーで部長だった、的なこというのに全然目立たない。
そんな彼は祖父が亡くなったことで、祖父が営んでいた無認可の老人ホームを1人で切り盛りして学校には登校拒否するようになった、というなかなか重い運命を背負ってたんだけど、みんなが来てくれて、老人ホームのご老人たちの後押しで学校に来ることができたの泣ける。

窓の外から聞こえる「上を向いて歩こう」、自分のために演奏してくれている曲とか泣けるやん?

飄々とした感じからは見えてこないかっこいいパーカッションを響かせてました。ムードメーカー、と言われたら謎だった。但し今流行りの雰囲気イケメンでむちゃくちゃタイプのお顔立ちでした。好き。←軽率に好きになる

 


・ってかあれだな、しょりかん以外の皆様の演技が本当に素晴らしいということを伝えたい…!!
片桐くん役の前田航基さんめちゃトランペット上手だったし、部長として言うべきところはしっかり言うとことか男気あった。恰幅がいいからシンゴジラの泉さん思い出して涙出そうになったのは内緒。
オーボエ吹いてた野口さん役の二階堂姫瑠さんも、3年生で最上級生かつ女子のリーダーみたいな立場を雰囲気でもお芝居でも出してたの本当に部活の様子見てる気持ちにさせてくれました。演奏も上手だった。


・途中長回しの不条理シーン(笑)があって揉め事から心がバラバラになっていって、「去年と一緒じゃん…」の一言で理由発覚ってやつでした。去年は界雄がいないからバラバラになった、みたいな話があったけど、今界雄いてもバラバラなってるけど?その心と心を繋いだのは春太だった。


・春太が過労で倒れちゃって、学業と部活の両立が大変だったんだと泣いちゃうの可愛かった。お目目ウルウルのチワワ…!!!そんなチワワしょりたんに草壁先生(小出恵介さん)が「たくさんの不条理に直面するかもしれないけど、君たちの歩む道はとても美しい」みたいな話をするの、自分が今荒んでもがいてる状況だからか心に刺さった。高校生に向かって大人が言う台詞だけど、どんな年代の人だろうと歩む道はそれぞれ美しいものなんだと思って生活していきたいんだよな。うん。(自戒)


・私は自分の楽器だけしか興味ない、音を楽しむとか後付けのこと言わないで!とか言う割に最後1番楽しそうにクラリネット楽しんでた芹澤さん(恒松祐里さん)。


・最後、ララランドの始まり方そっくりだったな。団体芸。はしかんとしょりたんがニコニコして終わるのシュールだった。

 

 

疲れてるからかめっちゃ泣けたけど、青春映画としてはとても良かったと思います。しょりたんとはしかんの圧倒的顔面偏差値の高さに目がいきがちだけど、物語もそこまで辻褄合ってませんみたいなの…あるけど気にならなかったかな。(どっちやねん)

 

最後に、

しょりたん映画初出演、初主演おめでとう!!!!!