【宝塚歌劇】月組 NOBUNAGAー下天の夢ー、Forever LOVE!! 感想(ネタバレあり)
友人が行ってたらしく、「ちえちゃんがまさこさんのお花渡してたよ!」って連絡きて泣くかと思った。ビバ85期!!
あらすじはこちら。
戦国乱世を駆け抜け、天下統一を目前としながら炎の中に散った、一代の英雄・織田信長。
時に「うつけ者」と、時に「魔王」と呼ばれながらも、己を貫き通し、幻の如く儚い「下天(人の世)」にあって、確かな生き様を示した織田信長の生涯を、信長に夢を抱き、愛し、戦った同時代の群像と共に描く、ロック・ミュージカル。
龍真咲演じる織田信長が、戦国乱世の下天を華々しく駆け抜け、そして、飛翔する。
パンフレットはこちら。
チケット全然取れなくて、残念ながら1回しか観られない信長ですが、何かと印象的なシーンが多かったです。まさおファンも、月組ファンも楽しめる作品でした〜
という訳で、感想でございます。
・開演前の一連の注意がカチャるり(凪七瑠海さん、美弥るりかさん)!
カチャ光秀「さる!」
るり秀吉「さると言うなきんかんアタマ!」
とか言っててかわいい〜開演前のひとときのほっこり感。
・白い着物で登場するまさお信長(龍真咲さん)。「敦盛」という謡曲をうたい、舞っているけど、一応史実に則っているようです。
あーこれちゃんと読んでたらまた見方変わったかもですね。人間の50年は下天の1日にしか当たらない儚いものだ…と。だからこそしたいように生きた信長だったのかな。まさおもスターとして、タカラジェンヌとして儚い時間をぶっとく生きているんだとしたら信長すごい似合ってたんだな。観劇後だから今更だけど\(^o^)/
・トップスターまさおの退団者公演だけあって、におわせる台詞ばっかりだった。
以下、雰囲気ですがにおわせ台詞。
信長→帰蝶「わしは決めたのだ。前に進むしかない。」
秀吉→ねね「わしもいずれ天下取りに…!」
カチャるりでまさおに刀装具中「いいのですか…」と尋ねて、
まさお信長「自分が進んだ道を進むのだ!」
カチャるり「お館様の目指す道を共に進もう」
まさお→たまきちロルテス(珠城りょうさん)「お前はわしより大きな望み、夢を持ったとき、わしは命をかけて戦おう!わしに続け!」
まさお→たまきち「お前はここでまだやることがあるのだろう?暴れてこい!」
個人的には下から2つ目の台詞がグッときたのですが、まさおが最後まで夢と希望をを絶やさず大股で歩いていこうとしてる気概が感じられました。
・戦いのシーンはロックミュージカルだけあってギターやドラム音バリバリ響かせての群舞でした。ここの踊りもなんだけどまゆぽん利家(輝月ゆうまさん)がかっこよくてですね。隣で観ていた母が「利家かっこいいけど名前は何…?!」って小声で聞いてきたくらいなのでマジでかっこいいです。(親子共々イケメン好き)
・からんオルガンティノ(千海華蘭さん)かわゆす。首のビラビラ似合うやん!顔がとにかく可愛い。(モンペ)
・つっちー(颯希有翔さん)すごい!ロレンソ了斎役で銀橋でお芝居!たまきちロルテスに絡んでたよ。
・コマちゃん(沙央くらまさん)の日本物のお化粧見ると安心感あっていいね…今回貴族役だからちょっと白塗り風でした。役的にポンコツなのもちゃんと演じててお芝居に安定感出させてました。
・私の中で日本物あるあるなんですけど、1回観ただけだとオリジナルキャラと主人公の接点がまるでわからない、という難点があって、ロルテスが日本に何しにきて結局何したかてんでわかりませんでした…本能寺で謀反に遭った信長を船に乗せてあげるから多分最終的には良い奴だったんだろう、ぐらいの感想しかない…
・日本物だと娘役が全然役付かない・台詞が無い悲劇があるんだけど、今回は○○の妻ってちゃんと役もあるし、「お前様!」ぐらいだけど台詞もあったから役付いてる子がたくさんいたのは大野先生の脚本の力があってこそ。素晴らしい!
・みんな大好き男役の女装ですが、お芝居ではあーさ(朝美絢さん)が妻木として女隠密役?してました。信長のところに帰蝶からの届け物を持って行くんだけど、会って信長と絡むところのいやらしいこと!(褒めてる)
まさおは女役と絡むとどうして全力で抱いてやろうとするんだろう…髪かきあげて迫っていったからね…最高か!!!
・最後船に乗るんだけど、信長が刀を振ると西洋風の龍が描かれた旗がお目見え。ロルテスが信長の中の龍を感じ取って用意した、というような演出じゃないかってTwitterで書いてる人がいてそうかも、と納得。新たな航海に出る信長とまさおが重なる良い終わり方でした。
ショーは中詰め無し、デュエダン無しの今までの"ザ・宝塚歌劇"のショーの順序がまるで壊されてましたが、全部中詰め!って思えるワクワクドキドキさせてもらえる作品でした。
・最初チョンパ!もーね、最初からクライマックス。真ん中たまきちなんグッとくるところあるよねーお衣装がピンクなの可愛くてたまらん。
・今回ショーの主題歌3回くらい歌うので覚えやすいです。最近の主題歌難解なの多くてあんまり覚えられないんだよね。。もしかして、加齢?!
・からんちゃんショーのとき女役の子とニコニコして踊ってるのかわゆす。はいはいモンペ!
・第7場 Adult LOVEではまさお、ちゃぴ(愛希れいかさん)、たまきちが客席1列目に降りてきて歌います。
まさお「まさきを愛してくれてありがとう!」
↑ここで最前ドセンのお客さんの頭両手で挟んでたww愛が大きすぎるwww
たまきち「たまにはたまきも愛してください!」
たまきち可愛いかよ…ありがてぇありがてぇ。。
・ありちゃん(暁千星さん)のダンスでの表現力が上がった気がする。ありちゃんは振り付けまんまで踊ってるイメージがして良いんだけど遊びがないから一辺倒なデメリットがあったんだけど、第6場のキザのところではもちろんキザってるけど力抜いて踊ってる感じがしてもーそれはかっこよかった。
・第13場かな…テツヤコムロ感溢れる群舞。テクノポップなクラブミュージックだったんだけど、イマドキすぎて宝塚でやっていいのか?!って心配になったけど実際めちゃくちゃかっこよかったです。まさおにも最先端な曲のが似合うしなー
・まさおめっちゃ見栄切るけどなんなのwww
都度ウィンクで終わるわ、最後の銀橋で1人立つとことかお手手も広げてるから完全にまさお歌舞伎だったよwww
お芝居もショーもまさおはちゃぴとの絡みが少なかったんだけど、"まさちゃぴ"の形も色々あるんだと見せてくれようとしたのかもしれない。まさおが去った後も残る組子たち一人ひとりが役を演じたり、持ち場を得たり出来るようにこの公演は配慮したのかなと思うと、まさおが退団することってとっても大きいことなんだなと感じます。
私達に輝く愛を振りまくまさお。最期まで進化は止めないし、千秋楽まで必死で着いてこいよー!ってしてくれるまさおのバイタリティは本当にすごい。
なんで1回しか行けないんだろう!後悔先に立たず\(^o^)/
Twitterでレポ齧り付きながら、まさおの退団まで気持ちを保って生きようと思います。
【宝塚歌劇】花組 ME AND MY GIRL 感想(ネタバレあり)
1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ウイリアム(ビル)が一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディです。宝塚歌劇では、1987年に剣幸、こだま愛を中心とした月組での初演が大ヒットとなり、同年再演。1995年には天海祐希、麻乃佳世、2008年には瀬奈じゅん、彩乃かなみを中心とした月組で上演され、その後も度々再演を重ねて参りました。今回は、明日海りお、花乃まりあを中心とする花組が、このハートフルな名作ミュージカルの世界に挑みます。
5/4花ミーマイ:パブでサリーに話しかけるジョン卿の雰囲気がすごく良かった。花乃サリーのふわふわオーラと落ち着いた低音ボイスが相まってイケないムーディーさが際立つ。キキちゃんおじ様役似合うね…
— Noddy@のでぃ (@chakoxmegru) 2016年5月4日
ただ落ち着いてるだけじゃなくて、"見守り力"と言いますか…相談したくなるような懐の広さが見えるジョン卿でした。ちゃんとビルより年上に見えるし2番手になってからのキキちゃんの伸び代半端ない。
ちなみにべーマリアは一発で決めてました。5/4花ミーマイマチネ:クロッケーが上手く出来ないかれージャッキー。「もう1回…!」とジェラルドに励まされるも2回目はかすっただけで球は捌けずw「2回目はいつも失敗するー!」ってプンスコするゆずかれー可愛すぎた。3回目はちゃんと出来てました。
— Noddy@のでぃ (@chakoxmegru) 2016年5月4日
【宝塚歌劇】星組 THE ENTERTAINER! 感想追記しました
ここぞとばかりに追記いたしました。
ご贔屓の退団発表によせて
星組トップ北翔海莉さん退団へ=宝塚(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/Gxv8RAt3kH #Yahooニュース
— タカラヅカ歌劇ポータル (@zukazuka_info) 2016年4月26日
*1:ソースが無いので曖昧。間違いあれば訂正します。
【宝塚歌劇】星組 THE ENTERTAINER! 感想(ネタバレあり)
3/26星エンターティナーマチネのジョンソン先生ネタ
— Noddy@のでぃ (@chakoxmegru) 2016年3月26日
「ジョンソン106歳!隣の家のばあさんを見ると心臓がドキドキして、これは不整脈かそれとも恋か…」
「早着替えしてるからドキドキしてるのよね!!」
正論できたベニーさんwww
キンプリは、いいぞ。
【宝塚歌劇】星組 こうもり〜こうもり博士の愉快な復讐劇〜 感想(ネタバレあり)
“ワルツ王”と呼ばれる、ヨハン・シュトラウス二世の傑作オペレッタ「こうもり」。名曲の数々で彩られ、今なお世界中の人々に愛される作品が、北翔海莉を中心とした星組メンバーにより新たに飛びっ切り愉快なミュージカルとして甦ります。19世紀後半のウィーン。ファルケ博士は、親友のアイゼンシュタイン侯爵と共にエリザベート皇后主催の仮装舞踏会に出席。その帰り道、調子に乗って泥酔したファルケは、彼を持て余したアイゼンシュタインによって大通りに縛り付けられ、そのまま一夜を過ごすこととなる。“こうもり”の扮装のまま朝を迎えたファルケは、街中の笑いものとなり、“こうもり博士”の渾名を頂戴する羽目に。自業自得とは云え怒りが収まらないファルケは、アイゼンシュタインに対する愉快な仕返しを考えた。個性的な登場人物が織りなす、虚々実々の駆け引きをお楽しみ下さい。オペレッタが原作で、みっちゃんがやりたいと言ったことから今回公演が決まったそうですが、歌えて演技が出来るトップ様だからこその公演で脱帽のお歌でした。